昨日 (2020/1/31) が最終出社でした。
お世話になりました!!! pic.twitter.com/lDGiePXSBt
— Sota Ohara (@sottar_) January 31, 2020
せっかくなのでメルカリでやってきたことを振りかえっていきます。
今でも覚えている入社して2週間後のこと
急にマネージャーから呼び出され
「Souzoh (メルカリの子会社で新規事業を作るところ)で新しい事業作るから来週からそこで。」
と言われ Mercari NOW の立ち上げにアサインされました。(その時はプロジェクトの名前も決まってなかった気がする)
入っていきなり部署(というか会社)が変わることになり、最初はフロントも1人でめっちゃ不安になったのを今でも覚えてます。
右も左もわからないうちに Souzoh 所属のエンジニアになったわけですが、このプロジェクトでは今の自分の考えの大きな部分を占めるくらい本当に良い経験をすることができました。
思い出は数え切れないほどありますが、いくつか上げると
特にプロダクトについて真剣に考えて、本気でゼロから「作っていく」ということを体感できたのが本当に良かったです。
チーム全体で一丸となり一つの目標に向かって突き進んでいくことができて、この温度感/勢い/気持ちでプロダクトを作るという体験をまたしていきたい。
PJO をはじめ、周りのメンバーは本当にみんな優秀で自分が一番ジュニアのような感じでしたが、一緒に働くことができほんとに良い経験ができました。
2018年の後半からはメルカリに戻り購入者の体験を向上するチームに異動し、PUDO という駅やまちなかにおいてあるロッカーからメルカリの出品物を発送できるようにするというプロジェクトにコミットしました。
メルカリ、出品までは楽なんだけどその後の梱包/出品がめんどくさいとはよく聞く話だし、自分も感じている部分だったので、そこの解決にコミットできたのはとてもやりがいがあった。
ちなみに宣伝ですが PUDO、認知度はまだ高くないんだけど発送めっちゃ楽になります。
コンビニ持っていかなくてロッカー入れとくだけで発送完了なのでみんな使ってみてほしい。(発送時に PUDO から発送を選ぶだけで使える)
今後も梱包/発送に関する施策がいろいろ出てきそうな話を聞いたのでとても楽しみにしてます!
ローンチした日にみんなでオフィス近くの PUDO まで行って実際に試したのはいい思い出
(オフィスの近くに PUDO がなくて20分くらい歩いていった)
2019年1月からはチームを異動し、 Tech Lead という Role を務めました。
このチームではメインでは社内向けの CMS (Contents Management Service) を作っていたのですが、他のチームからのフロントエンドの開発の依頼も受けるチームでした。
この、「他のチームからのフロントエンドの開発の依頼を受ける」というのがなかなか大変で、どうやって依頼を受けるか、優先順位付けをどうするか、どれくらいリソースを割くか、など EM (Engineering Manager) と何回も相談してました。
最終的にはめちゃくちゃ優秀な PdM に入っていただきうまく運用することができました。
また、TL になった当初はすべての PR に対して code review するというのをやってました。
全部のコードをレビューすることで、ある程度の品質は保てていたと思うのですが、チームの人数が増えるにつれて徐々に見れなくなっていき、他のチームとのミーティングなども増えていった結果、一時期他のチームに迷惑をかけることになってしまったりして大変申し訳なかったです。
一回パンクしてからは他のメンバーに移譲していくことができ、割と余裕を持って設計/レビューなどの TL 業を行うことができましたが、もうちょっと早めに対策をするべきだった。
チームメンバーはチーム編成などで多少人数の変更はありましたが最終的には5人でそのうち3人が外国籍という多国籍なチームでした。
ミーティングはもちろん英語だし日常のコミュニケーションも英語になるので、コミュニケーションのとり方やどこまで見ればいいのかなど悩むことも多かったです。
自分のつたない英語でもなんとか TL を務めることができたのは、いつでも相談に乗ってくれたマネージャーや支えてくれた優秀なメンバーたちのおかげで本当に感謝してます。
あと、自分のことよりもチームがうまくいくためにはどうするかを考えられるようになったのがよかった。
もともとはマネージャーになるという選択肢は全く考えてなかったんだけどこの経験ができてマネージャーもいいかもなと思ったりもしました。
直近ではメルペイに異動し、新規施策の開発を行っていました。
PdM 的な動きをしたいということもあって社内の新規施策にアサインされました。
PdM としてのアウトプットはほとんどできなく、もっとやれたなと思うことのほうが多かったですが、めちゃくちゃすごい PdM の方達と同じ土俵で施策を考える体験できたのはとても良かったです。
正式なローンチをする前に退職してしまうのは本当に申し訳ないです。
先程もすこし触れましたが、メルカリでは外国人も多く英語も日常的に使用しています。
特にフロントエンドチームの外国人率は高く、20数人いるうちの半分以上が外国籍のエンジニアでした。
自分は純日本人だし海外に留学に行った経験もないけれども、英語のミーティングでも自分の意志を伝えられるくらいにはなったし、議論にも加われるようにはなったと思う。
もちろんメンバーの助けがあったからだけども外国人が多いチームで TechLead を務めたというのは大きな経験になりました。
あんなに英語の勉強嫌いだったのによく英語話してるなーと自分でも思う感じなので環境に強制されるっていうのはいいことだ。
よく言われることだけど、英語を使うことでアクセスできる情報量は桁違いになるのは本当にそうなのでこれからも今の英語力をキープするようにしたいです。
周りにも社外にアウトプットする人が多く感化されたこともあり、自分も何回か登壇しました。
特に2019年の11月にはウクライナで登壇する機会をいただき、初めて海外で登壇をしてきました。
その時のことは Mercari Engineering Blog に書きましたが、目標の一つだった海外登壇を達成できてよかったです。
また、メルカリではアウトプットする人にはインプットの機会を与えるというカルチャーがあり、海外のカンファレンスに参加させていただいたり、リサーチで海外出張に行かせていただいたりもしました。
参加した海外カンファレンス / 海外出張
2月から CADDi というスタートアップでエンジニアをします。
やっていることを一言で説明するのが難しいのですが、BtoB の製造業向けに調達の自動化ということをしています。
CtoCからBtoB、フリマから製造業という全く違う分野への転職でなんで?って聞かれることも多いのですが、
きっかけは Linkedin で1年以上前に CTO の小橋さんから連絡をいただいたことでした。そこから定期的に話をさせていただき、またプロダクトメンバーを中心にお会いさせていただき、そのサービスの可能性や目指す世界、社員の方の熱い思いに惹かれ、入社させていただきたいなと思うようになりました。
また、Technology とはこれまであった既存の仕事や産業などを効率化したり生産性を高めたりすることで社会的な課題を解決し、世界をより良いものにするものだと思っていて、自分もそれにコミットできるようなサービスに関わりたいと思っています。
メルカリでは、要らなくなったものは捨ててしまうことが多かった世界を、メルカリというプラットフォームを通して簡単に個人間で売買できるようにすることで、再利用を増やし廃棄物を減らすことができる世界を目指していました。
前職でも製造業向けのサービスを作っていたのですが、製造業にはまだまだ技術が導入されてない部分が多く、非効率なことも多く残っている産業です。
自分たちの手でつくったサービスを導入し、製造業全体がハッピーになるような世界を目指していきたいです。
具体的にどういうことをやっているかは PdM をしている白井さんがめちゃくちゃ良い記事を書いていたのでよかったら読んでみてください。(ちなみにめちゃくちゃ長いので時間あるときに。。)
プロダクトマネージャー視点から見る製造業プラットフォーム"CADDi"|Yosuke Shirai|note
職種はフロントエンドエンジニアとして入社するのですが、いろいろなことに手を出していこうと思っています。いろいろやらざるを得ない環境でもありますが。
技術スタックも攻めていて最たるところだとサーバーサイドは rust を使ってたりします。
全方位で採用中なので採用ページに乗ってない職種でも興味あれば連絡ください。
また、オフィスは蔵前駅と浅草橋駅の間のあたりにあるので、お近くに来る機会がありましたらぜひランチでもいきましょう。
ちなみに 2/7 に プロダクト向けのイベントをやるようです。(宣伝)
CADDi BAR for Engineer , Designer , PdM
メルカリでの2年半は人としてもエンジニアとしても成長することができたと感じることができ幸せでした。
関わった方々、2年半お世話になりました!!